4Apr

フェイラー製品の生地に使われるのがシェニール織と呼ばれる織り方です。
フェイラーのシェニール織と比べられるのが、ゴブラン織と呼ばれる織物です。
この2つのヨーロッパの発祥の伝統織物のシェニール織とゴブラン織の違いについてご紹介します。
フェイラーのシェニール織について
シェニール織はスコットランドで生まれドイツのババリア地方で発達したという説があるそうです。
フェイラーもこのババリア地方から誕生しています。
シェニール織はまず、ざっくりとした織り目の粗い生地を造ってから裁断し、
この裁断した生地をモールヤーン(モール糸)にし、
再度生地を織り上げ、またモール糸にし生地を織っていくそうです。
再織とも呼ばれ、風合いが良く丈夫で吸水性のある生地に仕上げていきます。
裏表のない生地は日常生活のための布地として長く愛用される製品に加工されます。
フランス発祥のゴブラン織について
ゴブラン織がフランスで生まれ発達しました。
ゴブラン織は「太い横糸で縦糸を包み込む」綴織(つづれおり)の技法の織物です。
重厚かつどっしりとした風合いに精細な模様が差し込まれたものが多いため、
芸術性の高いものが多く普段使いの布地というよりも、
タペストリーやカーペットなど布そのものを飾るという目的で使われます。
丈夫なシェニール織が高価な理由
日本ではシェニール織=フェイラーとして有名ですが、
シェニール織はレイクアレスターや帝国ホテルのカラカラ、その他、各ブランドからのオリジナルの柄のシェニール織のハンカチや小物が発売になっています。
どのメーカーもシェニール織は他の生地に比べて価格が高いのが特徴ですが、
シェニール織の複雑で手の掛かった織り方を理解すれば、
価格の高さも納得ですね。
フェイラーのハンカチやタオルは丈夫で、何十年使っても生地がほつれたり破れたりしません。
しかし、色があせて使用感が出てきた時は、
是非、リメイクをしてみてください。
ハサミで切っても断面がほつれる事がないので、
ポーチやペットボトルケースや抱っこひものカバー(サッキングパッド)などに簡単にリメイクができます。
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